Quelques heures de printemps / 母の身終い [MOVIE]
48歳のアランは、長距離トラックのドライバーだったが、麻薬の密輸に加担したため服役し、出所したばかりだ。彼は母親が一人暮らす実家で人生のやり直しをしようとしている。だが几帳面な母親とは昔から折り合いの悪いアランは、なかなか希望しているような仕事につけない焦燥感もあり、事あるごとに母親とぶつかり合う。ボウリング場で知り合い一夜を過ごした女性ともちゃんとした恋愛関係を深める事ができない。しかし、ある時アランは、母親の脳腫瘍が進行しており、母親がスイスの会社と契約を交わし尊厳死を実行しようとしていることを知る・・・。
この映画は40代以上で親を持つ人たちには
必ず観て欲しい映画
特に、働けるのに働かず親に頼り切っている人たちには観て欲しい
映画の中でちょっと納得がいかなかったのは
不肖の息子が最後まで謝らない!
一発殴るぞ!とまで母親を怒鳴りつけたくせに!!!と、
映画が終わってもムカついてたワタクシ
こんな不肖の息子でも可愛いのか
インスタントコーヒーしか無いのか?と文句を言う息子に
コーヒーメーカーまで買ってあげちゃう優しくてお料理上手なお母さん
これが母の愛なのか・・・・
尊厳死というものも考えさせられた
日取りを決めて、スイスの施設(山間にある一軒や)に着くなり
吐き気止めを飲み、ベッドに移動し、薬を飲む
薬を飲むのはいつでもいいんですよ。と言われても
なんだか急かされているようで、まだ元気なんだからもうちょっと生きて!と思ったが
すぐに薬を飲む母
最後に息子に愛してると泣きながら告げ、逝ってしまう
あまりにもあっけなくてもうちょっと間が欲しかった・・・
ホントにこの映画は親をぞんざいに扱っている人、
親はいつまでも元気だと思っている人に観てほしいです。
染みる映画です。
ワタクシも尊厳死を選びたい