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仮面の告白の思ひ出 [四方八方話]

ワタクシは幼少のみぎりより、本が嫌い。

今でも全然本は読まない。

母、姉、兄、三人とも本は大好きだったのに。

その反動でしょうか?

三人とも、よく

『この本が面白いよ。』

『うに向きだよ。』と勧めてくれた。

小さいときには母もよく本を読んでくれた。

でも本は嫌い。

そんなワタクシをよく理解してくれていた姉は
いつもアタクシにとってドン!ピシャリな本をワタクシに勧めた。

『この本はうに向きだよ。三島由紀夫が
屎尿を運んでるオジさんのモッコリに欲情するんだよ。』


仮面の告白 (新潮文庫)

仮面の告白 (新潮文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1950/06
  • メディア: 文庫



と、仮面の告白を勧めてくれた。

もちろん、中学生からお姐好きのワタクシのハートをGET!
飛びついて読んだ。

そして豊穣の海 ”春の雪”


春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)

春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1977/07
  • メディア: 文庫




『うにの好きな上流階級の話だよ。』って。

これがきっかけで三島由紀夫が好きになった。


さすがお姉ちゃんである。


今、姉が生きてたらワタクシにどんな本を勧めるんだろう。







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