年に一度

母の命日前後にお弟子さんだった方が必ず来る。

母が亡くなってから12年経ったが
欠かさずお焼香に来てくれる。

お弟子さんが大学生だったころからの
お付き合いでかれこれもう四半世紀以上過ぎたわねぇ

結婚する時は母の勧めで
知り合いのお寺さんで仏前結婚。
（その住職、遊びすぎで檀家さんに追い出されたのよね）

離婚騒動のときは母がヘルニアで
寝ているところ騒ぎ立て押しかけてきたり。

今は夫婦揃って息子の教育に全てを注いでいる。

毎年、来るたびに言う台詞

『先生が生きていれば・・・・・』

母にはカリスマ性があって人が寄ってきた。
いろんな相談事にのってあげてた。

そのアドバイスは的を得ていて時には厳しくもあり
そして優しかった。

お弟子さんは年を取っても大学生時代の変わらない調子で
ひとしきり二時間話して帰っていった。

母はそのお弟子さんを苦々しく思っていた時もあったっけ。

でもずーっと母のことを想って、
母の志を継ごうとまだがんばってる。

娘のﾜﾀｸｼから言うのも変だけど
母は特異で稀で多才な女性だったと思う
お洒落でお料理もお花も絵上手でセンスは言いし茶道も大好き。
女性らしく品があった。美人でスタイル抜群だったし！

イロイロ話ている中で

『うにちゃんもやっぱり先生の娘ね～』と言われた。

少しでも母の何かを受け継いでいるのね！
お世辞でも嬉しかったわ。

ﾎﾝﾄ、母の娘でﾖｶｯﾀ